10月25日に開催された CakePHP カンファレンス東京に参加してきました。

基調講演:国内での CakePHP の利用状況について(安藤さん)

CakePHP が日本で普及して行った過程のお話など、懐かしくもあり、面白くもあり、興味深かったです。

Agile な開発現場での実践例(岸田さん)

Webアプリケーションテスト手法の作者の一人の岸田さんの発表。第3回の CakePHP 勉強会でもテスト駆動開発について話されていましたが、今回はもっと詳しいお話でした。

完全にテスト駆動開発をしようとすると CakePHP でははまるので、ある程度処理を書いてからテストを書いた方がよい。
テストを書いておくと CakePHP をバージョンアップしたときにテストを失敗している部分を見ることにより修正する部分が分かる。テストを書く利点でもある。
コントローラーはテスト書きにくい。
テストを書く際に参考になるのは Cake のテストケースや、CakePHPのマニュアル
テストを書いておけば仕様変更に柔軟に対応できる。

招待講演(Garrett J Woodworth)

CakePHP開発マネージャGarrett J Woodworth氏の講演。CakePHP の思想や今後などに関して興味深いお話でした。
CakePHP 1.2 は RC4 を出し、その後 Stable を出す予定。
CakePHP 1.3 は PHP4, PHP5 に対応。機能追加。
CakePHP 2.0 は PHP4 非対応。PHP5 のみになる。
Bug Ticket を完全にゼロにしてからリリースする。他のフレームワークとの違いを強調。

XoopsCube なのに CakePHP を使う!(鶴岡さん)

XoopsCube のモジュールを CakePHP で開発するというお話。
確かに XoopsCube のモジュールって面倒です。個人的に今回のカンファレンスで一番興味深かったです。
XoopsCube のモジュールを作成できる CakeCube を配布しているそうです。
CMS の市場は皆が思っているよりも大きいという話にうなずくとともに今後の参考にして行きたいですね。

ライトニングトーク

Tplcuuter による高速ビューテンプレート実装
オンライン予約サイトで開発事例
CakePHP での連想検索
CakePHPer のための BDD のススメ

今回は初めて懇親会にも出席しました。懇親会でお話させていただいた方、ありがとうございました。
また、主催者の皆様に感謝です。ありがとうございました!

Webアプリケーションテスト手法

Webアプリケーションテスト手法水野 貴明
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